WebIOPiのオリジナルは既に開発が停止しているため、最新のRaspberry Piに対応していません。 有志によっていくつかのパッチが登場していますが、GPIOのALT機能に対応していないものが多く、利用するためにはいくつかの制限がありました。 そこで、もともと提供されているWebIOPiの機能が利用できるようにパッチを作成しました。 また、今後登場するラズパイにも対応できるようにPythonモジュールへのパッチも作成しwebiopiモジュールも少しだけ拡張しています。
導入手順はいかのとおりです。ご利用する場合には自己の判断にてご利用をお願いいたします。
【手順】 ラズベリーパイにWebIOPiをインストールする
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WebIOPiをダウンロードします。
$ wget http://sourceforge.net/projects/webiopi/files/WebIOPi-0.7.1.tar.gz
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解凍します。
$ tar xvzf WebIOPi-0.7.1.tar.gz
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パッチをダウンロードします。
$ git clone https://github.com/pochiken/pn-webiopi.git
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WebIOPiのディレクトリに移動します。
$ cd WebIOPi-0.7.1
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パッチを実行します。
$ patch -p1 < ../pn-webiopi/WebIOPi-RPiALL.patch
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セットアップを実行します。
$ sudo ./setup.sh
「Do you want to access WebIOPi over Internet ? [y/n]」が表示されたら「n」を入力してから「Enter」キーを押します。
RPI_INFO()を利用することで実行中のRaspberry Piの情報を取得することが可能です。 webiopi.GPIO.RPI_INFOを実行することでJSON形式のデータが取得できます。 取得できる情報は以下の通りです(以下はRaspberry Pi A+にて実行したときの情報です)
{'P1_REVISION': 3, 'REVISION': '900021', 'TYPE': 'Model A+', 'MANUFACTURER': 'Sony UK', 'PROCESSOR': 'BCM2835', 'RAM': '512M'}
GET /rpi_info
{"P1_REVISION": 3, "REVISION": "a020d3", "TYPE": "Raspberry Pi 3 Model B+", "MANUFACTURER": "Sony UK", "PROCESSOR": "BCM2837", "RAM": "1G"}