skk-bayesian の整備（Ruby 2.4 対応） about ddskk

[tkita]

ruby 2.4 環境下で skk-bayesian を利用すると、emacs が固まってしまうという現象が確認されました。
少し調査・実験してみたところ、以下が原因であると私は考えました。

1. skk-bayesian-read-process-output() は、process-send-string() 及び accept-process-output() を利用して bskk と連携している。
2. bskk から emacs へのデータの流れでいえば、bskk の出力を accept-process-output() が受け取り、read() で評価している。
3. ruby 2.4 から、FixnumクラスとBignumクラスがIntegerクラスに統合された。そのため、bskk の実行中に warning: constant ::Bignum is deprecated が出力されることがある。
4. warningメッセージを read() が評価しようとして、おかしな動作に突入する。

試しに、bskk から Bignum を取っ払ったところ、順調に動いているように見えます。
以上の考察が正しければ、根本的な修正方法は Bignum 云々ではなく、
skk-bayesian-read-process-output() における、bskk の出力を受け取り方法として、read()に頼らない方法
が正しいのだと推測します。
これまで skk-bayesian が動作していたのは偶然にも ruby が warning を出力しなかったためだと推測します。

[tkita]

2004年当時も warning 出力問題があったようです。
http://mail.ring.gr.jp/skk/200412/msg00008.html