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abible's Introduction

無神教

元々宗教は、科学が発達していなかった頃に自然現象を説明したり、人々の死への恐怖を和らげたり、人々の行動規範を定めるために作られたものです。しかし、科学が発展した今、その多くの教えは時代遅れで、矛盾だらけです。さらに宗教は、人々の思考停止を招いたり、為政者によるマインドコントロールに活用されることもあります。

宗教を頭から否定するのも一つのアプローチですが、宗教が人々の「心の拠り所」であることを考えれば、より合理的な、最新の科学技術を反映した新しい宗教を作り、そこに人々を勧誘した方が良いのではないかと思い、今の時代に相応しい「経典」を執筆することにしました。

目的は、迷える人々の「心の拠り所」であり、「住み心地の良い社会」「平和な世界」「維持可能な地球」の実現です。

人類

人類は、決して特殊な存在ではありません。人類は、自然淘汰の結果生まれた生物の一つでしかありません。人類だけが魂とか感情を持つと決めつけてはいけません。人の命が動物の命より尊いと決めているのは人間自身であり、それは単なるエゴでしかないのです。

人類は決して、地球の支配者ではありません。単に、文明により、他の生物や地球の将来に多大なる影響を及ぼすだけの力を持ってしまっただけの話です。 そのあまりに強大な力のため、人類は自然を破壊し、数多くの生物を絶滅に追いやり、殺し合い、今や人類全てを一瞬のうちに滅ぼす武器を持つようになってしまいました。

現代の人間の生き方を永遠に維持することは不可能です。化石燃料に代表される資源は限られているし、二酸化炭素の排出による地球温暖化が、水面を上昇させ、気候を変動させています。一時は「夢のエネルギー」と持てはやされた原子力も、厄介な放射性廃棄物を排出するし、一度事故が起これば、広大な地域が放射能で汚染されるという致命的な欠点を持っています。

人類はこのままでは滅びてしまうかも知れませんが、地球の長い歴史にとってはどうでも良いことです。たとえ全面核戦争で全ての人類が滅び、地球全体が放射性物質で汚染されてしまったとしても、数十万年の後には、まるでそんな歴史はなかったかのように、地球上には生命が溢れていることでしょう。

「地球に優しく」とうい言葉は綺麗ごとに過ぎません。人類は、人類自身のために、私たちの子孫のために、私たちの生き方を維持可能な形にものに変えて行かなければなりません。再生可能エネルギーを活用し、資源を無駄使いせず、自然を可能な限り破壊しないこと、戦争などに無駄なエネルギーを費やさないことが、私たち人類の将来のためにとても大切なのです。

生と死

私たちが「魂」と呼ぶ自我は、単に大脳という臓器を持った生物としてこの世に生まれて来たからこそ存在するものです。つまり、「魂」は私たちが誕生した瞬間に生まれ、死んだ時に消えるものなのです。「前世」など存在しないし、「死後の世界」も存在しません。「死後の世界」のことを心配するのは大間違いです。

大切なことは、今を生きることです。他人を敬い、無駄な争いを避け、生きがいを見つけて人生を充実したものにしてください。

私たちが地球に生まれて来たことに、元々定まった理由などありません。しかし、充実した人生を送るためには、自分が夢中になれること、自分が得意なこと、他人の役に立てることを見つけることが重要です。そのために、子供達には可能な限り様々な経験をさせ、そんな人生の目的を見つける手助けをするのが、親のそして社会の役割です。

私たちに命をもたらしてくれた先祖を敬うことはとても良いことですが、先祖を敬う儀式に必要以上のエネルギーを割く必要はありません。土葬された死体は、病原菌の元なので土と同化するまでは注意深く扱う必要がありますが、火葬した遺骨は、象徴でしかないことを忘れてはいけません。

海や空中への「散骨」は、自分たちの子孫にとって最も経済的な負担が少ない手法です。臓器ドナーになることも、一つの良い選択です。

自殺は基本的にすべきではありませんが、例外として、不治の病に苦しむ人、寝たきり老人、植物人間などの尊厳死は、法律を定めて許すべきです。逆に、本人の意思に反してまで、人工的に生命を維持することは法律で禁止すべきです。

神と仏

この世に神は存在しません。仏は、単に敬うべき先祖の象徴でしかありません。

この世は神が作ったものではなく、数十億年前に起こったビッグバンの結果、様々な物理現象の結果、作られたものに過ぎません。

悪いことをするとバチが当たるのは、神が見ているからではありません。悪いことをし続けていると、周りの人たちから信頼されなくなるから、どこかで必ず損をするのです。

日本には「情けは他人(ひと)のためならず」ということわざがありますが、まさにこれが世の中の摂理です。多くの人が他人に情けを施す社会、お互いを尊重し合う社会、無駄な争いをしない社会こそが、住み心地の良い社会なのです。

過去の宗教は、「神」という超越した存在を作り出すことにより、人々の行動規範を定めようとしましたが、逆にそれが宗教間の争いや、人々の思考停止を促してしまったことも事実です。ちゃんと考えれば、神を利用しなくても、お互いを敬い、助け合うことが、住み心地の良い社会を作ることに繋がることは理解できるはずです。

恋愛

恋愛感情は、子孫を残すのに必要な生殖行為を促すための生物学的な反応以外の何者でもありません。多くの動物と違い、人間にははっきりとした「繁殖期」がないため分かりにくいのですが、私たちが異性に抱く恋愛感情と、サカリがついた猫の感情に本質的な違いはありません。

恋愛にロマンを抱くことは決して悪いことでありませんが、必要以上に思い詰めることは健全ではありません。手痛い失恋をしたからといって、それほど失望する必要はありません。少し時間がたてば、傷も癒えて、別の人に恋愛感情を持てるようになります。

同性愛や性同一障害は、悪いことでも異質なことでもありません。自分にそんな感情が芽生えたとしても、決して卑下することも、隠す必要もありません。また、そんな考えの人が周りにいたとしても、暖かい目で見てあげてください。自分と異なる価値観を持つ人の考えも尊重することが、住みやすい社会のためには何よりも重要なのです。

上司、教師、顧客などの強い立場を持つ人が、弱い立場の人に対して性的交渉を迫ること(セクハラ)は、悪です。法律で明確に禁止すべきだし、取り締まりも徹底的に行い、処罰も厳しいものであるべきです。

婚前交渉は、性病の予防と避妊さえしっかりとしていれば、悪いことではありません。ただし不特定多数との性交渉は性病の蔓延に繋がります。未成年との性交渉は、たとえ双方の合意があっても悪です。

中絶は、あまり勧められるものではありませんが、やむを得ない場合もあるでしょうから、その場合は、出来るだけ早いうちに行ってください。臨月に近ければ近いほど、「殺人」に近い行動だ、という自覚を持って。

浮気は、配偶者を傷つけることになるし、性病の蔓延にも繋がるので、慎むべきです。どうしても必要と感じるのであれば、配偶者の了解を取って行う、もしくは離婚すべきです。

離婚は、決して悪いことではありませんが、未成年の子供がいる場合には、軽はずみにしてはいけません。

買春行為は、性病の予防と、売春行為を行う人に人権が法律でしっかりと守られている場合のみ許される行為です。非合法な買春行為の多くは、人身売買や性病の蔓延の原因になっていることを理解し、慎むべきです。

欲と煩悩

金銭欲、物欲、自己顕示欲、色欲などの「欲」を持つことは決して悪いことではありませんが、欲に支配された結果、他人に激しい嫉妬をしたり、他人の足を引っ張ったり、弱者から搾取するようなビジネス(似非科学、パチンコ、ガチャ、FXなど)に手を出すようなことは、してはいけません。

欲しいものが手に入らない時は、他人のせいにせず、まずは自分に足りないものを探してみることをお薦めします。努力が足らないのかも知れないし、他人から十分に信頼されていないかも知れないのです。また、簡単に手に入らないからこそ、欲しいと感じているだけかも知れないのです。

その意味では、仏教で言う所の「煩悩を捨て、悟りを開く」気持ちになることはとても精神衛生上、良いことです。だからと言って、必要以上に「禁欲」をすることは、逆に不健全なので、注意してください。

常に、自分の行動や感情を、一歩下がって第三者の目で見るような気持ちで観察し、「欲張りすぎない」「他人のせいにしない」「焦らない」ようにし、同時に、自分の欲望を満たすための努力だけは惜しまない、そんな姿勢が重要です。

信心

キリスト教には「信ずるものは救われる」という言葉がありますが、これはややもすると、「聖書に書いてあることは一文字一句疑いもない事実として受け入れろ。余計なことを考えるな」という思考停止を助長し、権力者による悪用を可能にします。第二次世界大戦中の日本も、天皇を「現人神」として持ち上げることにより、国民を洗脳し、発言の自由を奪い、一億玉砕への道へと導きました。

この経典も含め、経典や聖書に書いてあることを頭から信じたり、それに盲目的に従ったりはしてはいけません。それぞれの「教え」の意味を自分自身で考え、理解・納得した上で、行動規範としてください。もし、理解出来ないことがあれば、周りの人と議論してみてください。それでも納得出来ないとすれば、それはあなたにとって適切な「教え」ではなのかも知れません。

権力

宗教でも政治でも会社でも、権力が一つの所に集中すると、必ず腐敗が進みます。これは、人間の弱さに起因するもので、そこにモラルを要求しても役に立ちません。

なので、どんな場合でも、権力の集中を避け、権力を持った人が好き勝手なことを出来ないような仕組みをあらかじめ作っておくことがとても重要です。

その意味では、政治家の行動を制限する憲法はとても重要で、政治家自身が憲法を変更したがったとしたら、まずは疑ってかかる必要があります。

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