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Interface 2023年7月号 特集「ゼロから作るOS」配布プログラム

Interface 2023年7月号 特集「ゼロから作るOS」配布プログラム

概要

本リポジトリは、CQ出版(株) Interface 2023年7月号の特集「ゼロから作るOS」の配布プログラムです。
特集記事にて記載した自作OS「Try Kernel」のプログラムです。ラズパイPicoにて動作します。プログラムの内容、開発環境や手順については記事をご覧ください。
特集の各部、各章で作成した完成プログラムのソースコードを以下のディレクトリに格納しています。ディレクトリ毎に実行プログラムをビルドすることができます。part_5が完成したTry Kernelのプログラムとアプリケーションとなります。

part_2 第2部　起動処理を作る
├ sect_3 第3章
└ sect_4 第4章

part_3 第3部　マルチタスク機能を作る
├ sect_1 第1章
├ sect_2 第2章
└ sect_3 第3章

part_4 第4部　タスクの同期と通信機能を作る
├ sect_1 第1章
├ sect_2 第2章
└ sect_3 第3章

part_5 第5部　アプリケーションを作る

関連リンク

Try Kernelの単独のリポジトリは以下です。不具合修正以外のメンテは以下で行います。

https://github.com/ytoyoyama/trykernel

ライセンスについて

本プログラムはMITライセンスの下でオープンソースとして公開します。著作権および許諾表示を記載すれば、非営利、商用を問わず、使用、改変、複製、再頒布が可能な制限の緩いライセンスですので、本プログラムをOSの自作に活用いただけたらと思います。ライセンスの詳細については、同梱のLICENSEをご参照ください。
ただし、ブートコードの一部でPico C/C++ SDKのオブジェクトコードを利用してますので、それについてはPico C/C++ SDKのライセンスが適用されます。ソースファイルの冒頭に記載したライセンスに従ってください。このライセンスも厳しい制約はありません。該当するファイルは以下です。

part_2\sect_3\boot\boot2.c
part_2\sect_4\boot\boot2.c
part_3\sect_1\boot\boot2.c
part_3\sect_2\boot\boot2.c
part_3\sect_3\boot\boot2.c
part_4\sect_1\boot\boot2.c
part_4\sect_2\boot\boot2.c
part_4\sect_3\boot\boot2.c
part_5\boot\boot2.c

interface_trykernel's Issues

セマフォ解放によるタスク起床について

素晴らしい書籍ありがとうございます。自作OSは初めてでしたので、大変勉強になりました。

一点疑問点がございます。
セマフォについて、tk_sig_sem内部のタスクの起床に関してsemidが考慮されていないように感じました。
具体的には、あるsemidが引数で与えられた時、そのsemidを考慮せずにtcb->waisemとsemcb->semcntを比べていると思います。

これを解決するために、タスクがsemidと結びつく必要があると考え、

1. tcbにsemidを追加し、それと比較する
2. semcbでwait_queueを割り振り、その中でタスクの起床を行う(mtkernelの実装はこちらのように思います)
   が必要になる気がしました。いかがでしょうか。

システム・タイマ処理の変更もれ

お疲れさまです。
書籍の83ページ

リスト５　システム・タイマ処理の変更

この変更が第４部以降のソースに適用されるべきではないでしょうか？
ソースコードを見る限り、変更もれのようです。

起床待ちでタイムアウト時の処理もれ　のようですから、大きな問題ではないと思いますけど。

ファイル：kernel\systimer.c

ご確認お願いします。